陰毛に寄生する毛じらみ!治療方法は?

毛じらみの感染に驚くカップル 毛じらみは、人間の毛にシラミが寄生することによって発症する感染症です。
毛じらみは体長1~2mm程の小さな昆虫で、目で見て確認することもできる大きさです。陰毛の根元に寄生していることが多く、フケと間違うこともありますが、
注意深く観察すると小さな海老のような形をした昆虫であることが分かります。毛じらみは陰毛に寄生し人間の皮膚から血を吸い、陰毛の根元付近に1mmほどの黒い卵を産みつけます。
その毛じらみに感染すると、数日~1ヵ月程でたいへん強いかゆみとして症状が現れます。
強いかゆみは夜間の睡眠を妨げるほどの煩わしいものです。強いかゆみ症状と、毛じらみの吸った血の跡や、毛じらみの糞が衣服に付着していることで異常に気付く人が多いです。
この毛じらみは頭髪には寄生しませんが、他の部位の体毛に寄生する可能性はあります。
頭髪に寄生するタイプのシラミは、陰毛に寄生するシラミとは別のタイプものです。
もし、毛じらみに感染してしまった場合は、陰毛を全て脱毛してしまうことが最善の対策です。何故なら毛じらみの住処は陰毛であり、卵を陰毛に産みつけるからです。
しかしながら、少しでも陰毛の剃り残しがある場合、そこに毛じらみが寄生する可能性があるため、できる限り剃り残しの無いようにすることが重要といえます。

脱毛することと合わせて行う対策は、毛じらみ専用のシャンプーを使用することや、毛じらみが付着している可能性の高い寝具や衣服などをドライクリーニングへ出すこと、乾燥機やアイロンなどで熱処理をすることです。
一緒に住んでいる家族は感染の確立が高いので、治療は家族一斉にすることが望ましいとされています。
また、身体中の全部の毛を剃ることが最も有効な対策ですが、寄生する場所は腋毛、胸毛、眉毛、まつ毛と広範囲にわたり、全ての体毛を除去することは困難なことが多いです。
このことから、治療をしても毛じらみが残っている場合があるため、治療後は必ずシラミがいなくなったことを専門医に診断をしてもらう必要があります。

毛じらみに効果的なシャンプーとは

毛じらみに感染してしまった際に治療として使うシャンプーが、スミスリンシャンプーです。スミスリンシャンプーを2週間ほど継続的に使用することで、毛じらみを治療することが可能です。
一般に売られている石鹸やシャンプー剤の使用は有効ではなく、ただ入浴するだけでも有効ではありません。
スミスリンシャンプーの主な成分は、フェノトリンという殺虫成分です。フェノトリンは他の昆虫の殺虫剤などにも使用されているため、そんな殺虫成分を人の皮膚に直接使用して、安全性は大丈夫なのかと不安に思われる人も多いですが、このフェノトリンは他の殺虫成分と比較しても人体に対する毒性が低く、比較的安全な薬剤と報告されています。
そのため、幼児をはじめ、妊婦さんや授乳中の人にも使用することが可能です。スミスリンシャンプーは、毛に寄生したシラミの神経を麻痺させることで殺虫をしていきます。

そして、このシャンプーはシラミの成虫だけでなく、卵にも殺虫効果があります。一緒に住んでいる家族は感染している可能性が高いため、家族一斉にシャンプーの使用を開始することが好ましいです。
また、風呂やタオルからの感染の可能性があるため、風呂の順番やタオルの使い方などに気を配り、感染を拡大させないような対策が大切です。
スミスリンシャンプーは日本で長らく使用されている、シラミ専用の殺虫剤成分入りのシャンプーですが、これまでに重篤な副作用の報告はありません。
しかしながら、アレルギー肌や敏感肌などの肌質によっては、かぶれなどの肌荒れを起こしたとの報告があります。そのためシャンプーを使用する際は、洗い残しが無いようしっかりと洗い流すことが大切です。
もし肌荒れが心配であれば、事前に医師に相談する方が良いでしょう。