日本で感染者数が2番目に多い性病の淋病って何?

淋病に悩む男性 日本国内の男性の性病患者のうち、感染者数の第二位を占めるのが淋病です。主に性行為によって淋菌という細菌が性器に付着して感染することにより発症します。
2-9日程度の潜伏期間を経て発症し、尿道のかゆみや排尿時の痛みや、尿に膿状の分泌物が混じるなどの症状を呈します。女性も感染しますが、圧倒的に男性の感染者数が多い特徴を持った性病です。
淋病の感染者数がいまだに多いのは、淋菌の感染力が非常に強いことが関係しています。国外に渡航の際に感染するのはもちろんのこと、国内でも性風俗等で感染するリスクは高いので注意が必要です。
淋病は放置しておくと排尿痛などの自覚症状が酷くなるだけでなく、感染範囲が尿道から前立腺、精巣周辺、膀胱にまで広がり炎症範囲が拡大することでさらに随伴症状を伴います。
従って、性行為などの思い当たる節があり、尿道周辺の刺激症状があれば淋病を初めとした性病の感染を念頭に置いて対処することが必要です。

淋病の治療には抗生剤を使用するのが一般的です。従来から性病に広く効果を発揮するペニシリン等の抗生物質の錠剤を内服する治療法が行われており、所定の期間、薬を飲み続ければ完治していました。しかし最近では耐性菌の懸念があるため、症状が改善したからといって自己判断で服用を中止することなく、用法通りに薬を飲みきる姿勢が重要です。
ただし症状が強い場合や、感染範囲が前立腺や膀胱など広範囲に波及した場合には、注射による抗生物質の投与が必要になります。
ところで淋病の原因になる淋菌は、ジスロマック等のように広汎な種類の細菌に対して抗菌作用をもつ薬も有効です。特定の種類の抗生物質でないと抗菌作用が発揮されないということはありません。ジスロマックを服用する際は、用法どおりに服用し治癒させることに留意してください。
淋病は完治させることが出来る性病のため再発することはありませんが、再感染することは大いにあり得ます。性病にかかった経験のある人は生活習慣を見直して、淋病のリスクを減らす姿勢が大切です。

男性に多い尖圭コンジローマの症状とは

男性の尿道周辺に生じる性病という点で、共通点があるのが、尖圭コンジローマです。特徴的なのは性器や肛門周辺にイボができることです。形状としては鶏のトサカや、カリフラワーに類似した形をしています。
男女問わず感染しますが、特に男性器の先端に出来ることが多い性病です。
淋病と異なるのは外見で認識できるだけでなく、自覚症状に乏しいことです。一見するとかゆみを伴っていそうですが、かゆみも痛みも伴わないのが特徴です。そのため知らないうちにパートナーも感染していることがあります。
尖圭コンジローマのイボの原因は、ヒトパピローマウィルスと呼ばれるウィルスの感染によるものです。感染は主に性行為によりますが、皮膚や粘膜に傷があれば、そこがウィルスの侵入経路となり感染する場合もあります。
尖圭コンジローマのイボが出来やすいのは、男女共に性器やその周辺ですが、肛門にできることもあります。自覚症状がほとんど無いので軽く見られがちですが、放置しておくとイボは徐々に大きくなり、数も増加を続けます。性病である以上はやはり適切な対処が必要です。

尖圭コンジローマの治療は原則として医療機関で外科的に切除するのが原則です。ただしウィルスが原因のイボなので表面的には取りきれたように見えても、周辺でウィルスが生き残っていることも少なくありません。
そのため手術後の再発率も高く3カ月で約25%の患者さんで再発が見られるといわれています。そのため手術を繰り返し受けることを余儀なくされる場合があります。
治療法には手術以外にも軟膏を使用する方法もあります。ベセルナクリームは尖圭コンジローマに有効性が認められています。尖圭コンジローマは細菌ではなくウィルスが原因なので、ベセルナクリームのように抗ウィルス剤が効果を発揮します。